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2006年10月03日(火) 00時00分

あの美人ゴルファー、2ちゃんねる訴えた!!ZAKZAK

 「当初は無視していたが、書き込みの内容がだんだんエスカレートしてきた。他の女子ゴルファーもひどい書き込みをされており、これ以上の被害者を防ぐ意味でも泣き寝入りはやめようと、訴訟を決意した」

 西村氏を名誉棄損で訴えた北田選手の思いを、代理人の熊谷信太郎弁護士は代弁する。

 福岡県出身の北田選手は沖学園高校(福岡市)在学中からナショナルチームに選ばれ、平成14年にプロテストを一発合格。16年には3勝を挙げて賞金ランク3位に輝いた。宮里藍選手(21)と組んで臨んだ翌年の第1回女子ゴルフW杯では見事優勝。美しいスイングと抜群のルックスでファンを魅了し、今オフには東京在住の会社員(28)と結婚する予定だ。


西村氏が“自宅”に不在で届かなかった削除依頼や訴状の数々 2chの掲示板では数年前から北田選手へのエールが書き込まれる一方、誹謗(ひぼう)中傷も散見され、昨年10月ごろから「●●のセックス奴隷」などと表現もエスカレート。個人名を特定できるような形で、異性関係など事実無根の書き込みが相次ぐようになった。

 知人を介して今年初めに書き込みを知った北田選手は、3月に至って「ひどすぎる。我慢の限界を超えている」と熊谷弁護士らに相談。3月中旬から掲示板や電子メールを通じて書き込みの削除依頼を出し、再三同内容の文書も送付した。しかし、9月23日付夕刊フジ「『ひろゆき』失踪」で伝えたケース同様、管理者である西村氏の所在が不明なため、2ch側の対応は無責任極まりなかった。

 回答は5月に入っても一切なく、書き込みも放置されたままだった。訴えれば中傷内容がより広く知られる二次被害のリスクもあるが、「このまま放置して事実でないことが本当のように一人歩きするのは許せない」。意を決した北田選手は西村氏を相手取り、(1)書き込みの削除(2)書き込んだ発信者の情報開示(3)100万円の損害賠償などを求めて東京地裁に民事訴訟を起こした。

 だが、配達先となっている東京・西新宿の古アパートはいつも無人で、訴状が戻ってくる状態が続いた。弁護士らが西村氏の所在をあらため、2度目の調査報告を提出した8月末、ようやく第1回の期日が決定した。

 著名人が個人で2chの書き込みに対して起こした民事訴訟は初めて。熊谷弁護士は「西村氏は管理者の責任を果たしていない。これまで著名人は2chに何を書かれても二次被害を恐れて泣き寝入りするしかなかった。この訴訟で無責任な中傷がまかり通る風潮に一石を投じたい。西村氏には正々堂々出てきて対応してほしい」と訴える。

 これまで「払う義務はない」と損害賠償には一切応じず、最近は裁判所の呼び出しからも逃れ続ける西村氏。卑劣な書き込みを止めるため、勇気を奮い立ち上がった北田選手に対し、今回もまた無視を決め込むのか。 

ZAKZAK 2006/10/03

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_10/t2006100328.html