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2006年10月02日(月) 00時00分

「オリラジが面白い」公明・太田新代表に直撃ZAKZAK

“チーム公明党”のまとめ役に

 ——代表に就任したプレッシャーは

 「重荷といったプレッシャーはありません。気負いはありますよ。土俵に上がって、立ち会いの瞬間の緊張感みたいな」

 ——“公明党のプリンス”と言われ続けた

 「すごく嫌だった。プリンスっていう感じと自分は全く違う。泥まみれで肉体を駆使して動き回るし、選挙区で落選も経験している。それにプリンスといわれる年でもないよ(笑)」

 ——連立を組む安倍首相とは思想面での違いが指摘されている

 「安倍首相になってからの発言は相当バランス、幅があり、タカ派という印象はない。人間的にはタカ派とはほど遠いやさしさがある」

 ——路線の違いできしみが生じるのでは

 「連立にきしみができることは全く心配していない。『言うことは言う』と言えるのは信頼関係があってこそだ」

 ——最近、公明新聞などで竹入義勝、矢野絢也両元委員長経験者を激しく批判しているが

 「『新しい党』というのはこの1年間、わが党のテーマだった。『大衆と共に』との立党精神を踏まえ、私利私欲に立たない、支援者や多くの庶民と同じ気持ちで自分たちを律していくというのがわが党の基本。それが、党を退いた後、何をしているのかわからなかったうえ、最近になって党の金の私的流用や学歴詐称が発覚した。党の精神に反することで、厳しく糾弾しておかなければいけない。反面教師だ」

 ——太田さんも庶民の意識は強いのか

 「ぼくは7人兄弟だったが上の3人が連続して病死した。親はげた屋やメリヤス業をやり、家事は兄弟で手分け。小中学校時代は軍手編みも手伝った。大学の学費は親が一生懸命に工面してくれたが、生活は奨学金とアルバイト。初出馬の時、住宅政策をきかれ『何か片付けなくても布団が敷ける家に住みたいという庶民の気持ちを実現したい』と答えたぐらい」

 ——テレビが好きとか

 「特にお笑い番組が好き。オリエンタルラジオや摩邪(まちゃまちゃ)など面白い。あと、サスペンスも好きだよ。『チャングムの誓い』もずっと観ている」

 ——議員会館の部屋には大量の蔵書。オススメの本は

 「う〜ん、何を読んでも学ぶことがあるからね。最近は凸版印刷特別相談役の鈴木和夫さんが書いた『80歳のラブレター』がよかった。日本の教養人の戦前、戦後を通じた日本の美、社会などの見方を知って感動した」

 ——今後、どのように党を引っ張っていくか

 「監督という立場になったので、みんなの力を引き出し総合力を発揮できるよう心がけたい。僕は“チーム公明党”のまとめ役」

 ——今後、ストレスも増しそうだが解消法は

 「寝ること、お風呂に入ることかな。もともとあまりストレスがたまらないけど(笑)」

■プロフィール

 昭和20年10月6日生まれ。京大大学院修了後、公明新聞記者を経て、平成5年初当選。国対委員長、幹事長代行などを歴任し、代表に就任。京大在学中は相撲部主将を務め、夕刊フジのコラム「政界ぶちかまし」は、当時の得意技から。家族は妻と2男1女。東京12区選出、当選5回。

ZAKZAK 2006/10/02

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_10/t2006100236.html