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８月２日の王座決定戦で、同級１位のファン・ランダエタ（２７、ベネズエラ）を判定の末に破り、世界王者となった興毅。ところが、その微妙な判定が疑惑を呼び、興毅の実力の真価はもとより、亀田一家の道徳観をも巻き込んで、白熱した議論へと発展していった。
「あいつだけは許さん。俺のプライドが許さんな」。興毅にとって、まさに一家の威信をかけた運命の再戦は、８月３１日に発表された。興毅は９月初旬からトレーニングを開始。茨城・筑波山で合宿を行うなど、体力面の強化を図り、再戦に向けて着々と準備を整えていた。
９月２７日の次男・大毅（１７）のプロ６戦目後には、リングに立って「絶対に防衛するから」と、１８日のＫＯ勝利をファンに誓ったばかり。父親の史郎氏も防衛戦の勝利を確信していた。
ところが、ここへきて、まさかの延期。興毅の故障についての詳細は、２日にも正式発表されるもよう。ＷＢＡの規則では初防衛後、３カ月以内にランク１位の選手と対戦することが義務づけられている。
主催者となる協栄ジムは、期限内に再戦するため、再び試合日程の調整を進めているという。
★ＴＢＳ「情報ない」
亀田対ランダエタの防衛戦を中継するＴＢＳでは「（興毅の）故障の話は聞いているが、試合を（予定通り）やるかどうかについて情報は入っていない」（宣伝部）と話している。
ZAKZAK 2006/10/02