2006年10月02日(月) 20時37分

ハーマンプロ湯沸かし器、不正改造は１３台（朝日新聞）

　ハーマンプロ（大阪市）のガス湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故をめぐり、同社が不正改造を確認しながら経済産業省に虚偽報告をしていた問題で、同社は２日、同省に報告書を提出した。同社などが点検したところ、事故につながる可能性がある不正改造が１３台で見つかったが、だれが改造をしたのかは特定できなかったという。

　報告などによると、販売した約４万６０００台のうち、現存する可能性がある７０００台余りを点検。対象機種は２４４６台だったが、うち１３台で排気ファンが止まっても燃焼が続くよう配線を短絡させるなどした不正改造が見つかった。

　器具でトラブルがあったり、設置場所の関係で風が外から逆流したりして火が消えやすくなるなどしたため、安全装置が働かなくなるようにしたとみられるという。

http://www.asahi.com/national/update/1002/TKY200610020328.html