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2006年09月30日(土) 22時15分

「部落地名総鑑」電子版も回収 解同、拡散に恐れ産経新聞

 部落解放同盟は30日、熊本県内で開かれた部落解放研究第40回全国集会で、全国の被差別部落の所在地などを記載した「部落地名総鑑」の電子版を大阪市内の調査業者の関係者から回収したことを明らかにした。地名総鑑はこれまで10種類の書籍の存在が判明しているが、電子データ化されたものが確認されたのは初めてという。

 解放同盟は「コピーも簡単で、これまでの地名総鑑とは違う経路で拡散する恐れがある。インターネット上に流出すれば極めて重大な事態に発展する」として、法務省にも実態究明を求めていく方針。

 解放同盟によると、回収されたのは、既に発見されている2種類の地名総鑑のデータが納められたフロッピーディスク計36枚。東芝製とリコー製のワープロの書式で、ディスクのタイプなどから十数年前に入力されたものとみられる。

 このうち16枚は、昭和53年に見つかった8番目の地名総鑑のデータをほぼ完全に記録。全国の被差別部落の住所や世帯数などのほか、「被差別部落の調べ方」として具体的な調査方法が7項目にわたって記載されていたという。

 解放同盟の組坂繁之委員長は「法務当局の厳格な取り組みを求め、地名総鑑の全容を解明したい」と話している。

(09/30 22:15)

http://www.sankei.co.jp/news/060930/sha022.htm