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無資格で債権回収を請け負っていたとして、大阪府警は２９日、同府豊中市の貸金業「大阪クレジット」代表の閔（びん）信雄容疑者（４７）ら２人を「債権管理回収業に関する特別措置法（サービサー法）」違反の疑いで逮捕した。
生活経済課の調べでは、閔容疑者らは昨年１１月〜今年３月、債権回収業者としての法務大臣の許可を受けずに、金融業者らから債権譲渡を受けたとして、債務者から貸付金の一部を回収した疑い。閔容疑者らが約３５０万円分の債権を譲り受けたとして、１４０万円を取り立てていたことが裏付けられたという。
この業者は府に貸金業登録をしている。府によると、業者について、２〜３年前から「金を借りてもいない業者から返済を求められている」などと、約２０件の相談が寄せられていたという。主に京都府内の金融業者から融資を受けた人たちで、延滞などを理由に金利分を上乗せされ、１００万円近くを請求された人もいた。
府は昨年春と今年夏の２度にわたり、貸金業規制法に基づいて業者を立ち入り検査したが、閔容疑者は「貸金業者から債権譲渡を受けており問題ない」と反論していたという。