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2006年09月29日(金) 22時55分

阪神百貨店建て替え「統合の象徴」に 阪急・阪神両社長朝日新聞

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統合告知マークの前で握手を交わす、阪急ホールディングスの角和夫社長(左)と阪神電鉄の坂井信也社長=29日午後、大阪市北区で

 阪急ホールディングス(HD)の角和夫社長と阪神電気鉄道の坂井信也社長は29日、10月1日の経営統合を前に記者会見した。統合の象徴として、両社長は大阪・梅田の阪神百貨店本店の建て替えに取り組む方針を明らかにした。また、「安心・快適」などを使命とする「阪急阪神HD」のグループ経営理念を発表した。

 29日には両社の取締役会があり、阪急阪神HD社長に角氏、代表取締役に坂井氏と阪急の川島常紀代表取締役を充てる人事を内定した。両社のホテル事業を10月1日付で統合することも決めた。

 JR大阪駅前の一等地にあり、老朽化が目立つ阪神百貨店本店の建て替えについて、坂井社長は「できるだけ早くしたい」と明言した。角社長は「大きくなり、魅力があれば、商圏が広がる」と語り、周辺も含め大規模な再開発を念頭に置いていることを示唆した。

 阪神百貨店本店は築43年で地上11階建て。売り場面積は延べ約5万4千平方メートル。梅田地区では11年までに阪急百貨店の建て替え工事が終わり、三越の新規出店、大丸の増床も予定される。

 阪急百貨店は阪急HDとの資本関係が薄く、統合後の阪急阪神HDには加わらないが、阪神の完全子会社の阪神百貨店はHD傘下に入る。「ねじれ」を解消するため、百貨店同士が経営統合を目指して22日に業務提携契約を結んでおり、来春までに統合の方法などを詰める。

 阪急は10月1日に阪神電鉄を完全子会社化する。阪急阪神HDは連結売上高で大手私鉄第3位のグループになる。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200609290071.html