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2006年09月29日(金) 22時52分

パソコン用電池を無償交換 ソニー製電池の発火事故山形新聞

 ソニー製のノート型パソコン用リチウムイオン電池が発火した問題を受け、東芝は29日、ソニーから納入したリチウムイオン電池を自主回収し、無償交換すると発表した。国内パソコンメーカーでソニー製電池の回収・交換を発表するのは初めて。対象となる電池は83万個に及び、米デルが10万個増やすと同日発表した分などを加えると、全世界からの回収対象個数は累計で約736万個に拡大した。
 ソニーは、回収による費用負担額は最大300億円としてきたが、大幅拡大は必至の情勢。業績修正の可能性も含め、早急に対応を決める方針だ。
 東芝に加えて富士通が自主回収を実施する方針のほか、ソニー自身も自社パソコン「バイオ」向け電池の回収を検討しており、回収規模はさらに膨らむ公算が大きい。
 東芝の対象機種は「ダイナブック」「サテライト」「コスミオ」など8機種。
 ソニーは2006年度に入って薄型テレビなどが販売好調で、業績回復の軌道に乗りかけたばかり。無償交換は収益に打撃を与えるだけでなく、同社への信頼感を大幅に低下させ、他の製品販売にも影響を与えそうだ。
 米消費者製品安全委員会(CPSC)は米国で28日、中国の聯想(レノボ)グループと米IBMが、自社のノート型パソコン「シンクパッド(ThinkPad)」に使われているソニー製電池計52万6000個を自主回収し、無償交換すると発表した。
 こうした状況を受け、ソニーは個別の納入先に回収などの対応を任せていた方針を転換し、パソコン用電池の全世界からの回収・交換に応じると米国で発表。対象となる電池の個数やノート型パソコンのメーカー名については、計画の詳細を近く公表するとしている。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=econ&NWID=2006092901000789