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2006年09月29日(金) 13時38分

<ソニー>ノート型PCに搭載の電池、全世界で回収・交換毎日新聞

 【ワシントン木村旬】ソニーは28日、ノート型パソコンに搭載されている同社製電池(リチウムイオン電池)を全世界で自主回収・無料交換すると米国で発表した。中国・聯想(レノボ)と米IBMが同日、ソニー製電池を使っているノート型パソコンの発火事故が米国内で発生したとして同電池52万6000個のリコール(回収・無償修理)を発表し、同様の事故が続出していることから、ソニーは「消費者の心配を払しょくする必要がある」と判断し、大規模な回収に乗り出すことを決めた。
 ソニー製電池をめぐっては、既に米アップルコンピュータとデルが計590万個をリコールしているが、世界規模の回収に発展したことで、ソニーのブランドイメージが低下し、業績にも悪影響を及ぼすのは必至。ソニーは回収の対象や個数は明らかにしておらず「米政府の消費者製品安全委員会などと協議し、近く詳細を公表する」と説明している。
 聯想とIBMがリコールするのは、05年2月から今月までに販売された「シンクパッド」に搭載されたソニー製電池。米国外でも日本などで販売された35万7500個がリコールの対象となる。聯想は05年5月にIBMからパソコン事業を買収し、ブランド名はそのまま使用している。
 米ロサンゼルスの空港で今月16日、飛行機に搭乗した利用客が、かばんに入れたソニー製電池搭載の「シンクパッド」から煙が出ているのに気付き、機外に出た。米消費者製品安全委員会によると、電池が過熱し出火したという。
 ソニーは、デルに続いてアップルがリコールを発表した先月24日、「現時点ではこれ以上の回収は行われないと考えている」としていたが、聯想・IBMで新たな事故が発生したため、世界規模の回収に踏み切ることになった。
 ソニー製電池を採用しているその他の主要パソコンメーカーは、ソニー自身のほか▽米ヒューレット・パッカード▽富士通▽東芝▽日立製作所。
(毎日新聞) - 9月29日13時38分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000026-mai-bus_all