悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年09月28日(木) 03時11分

<借り手生保>中堅消費者金融も打ち切り毎日新聞

 消費者金融中堅の「シンキ」と「クレディア」は27日、債権回収のために借り手に保険を掛ける「消費者信用団体生命保険」を打ち切る方針を固めた。同保険は大手のプロミスが打ち切りを発表し、アコムも同様の方針を固めている。中堅業者に波及したことで、追随する動きが一段と加速しそうだ。
 シンキとクレディアは事務経費がかさむ上、プロミスが同保険の契約打ち切りを表明し、他の大手も追随する流れが出てきたことを受け、打ち切りを決めた。クレディアは「受け取る保険金よりも保険料の方が高く、批判を浴びながら続ける意味は少ない」として、10月にも取りやめる予定。シンキは時期は未定だが、「大手が打ち切る中、無理に続けることはない」と説明している。
 同保険は、消費者金融業者が保険料を支払い、借り手が死亡した場合、保険金を受け取る仕組み。遺族から債権を取り立てることなく、貸し倒れを減らせるとして、大手、中堅の消費者金融を中心に27社が生保19社と契約し、06年3月末時点の残高は8兆4000億円にのぼる。
 しかし、借り手が知らないうちに加入している例も少なくないうえ、厳しい取り立てにつながっているなどとして、「命を担保にしている」との批判が強まり、生命保険協会が借り手の意思確認を強化する指針策定を決定。生保各社も、保険金支払いに際し、死亡診断書を提出するよう消費者金融側に義務付ける動きが出ていた。【野原大輔】
(毎日新聞) - 9月28日3時11分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060928-00000018-mai-soci