2006年09月28日(木) 20時05分

架空支払い関与のプロデューサーを懲戒解雇　テレビ朝日（朝日新聞）

　テレビ朝日が制作会社に架空の番組制作費を払ったとして東京国税局から約１億３０００万円の所得隠しを指摘された問題で、同社は２８日、架空支払いに関与したチーフプロデューサー（５９）を懲戒解雇とし、君和田正夫社長ら計１２人を減給などとする処分を発表した。調査の結果、このプロデューサーは自分の番組にかかわる複数の制作会社に、飲食費のほか、海外旅行の費用も負担させていたことが分かった。

　調査結果によると、プロデューサーは制作会社関係者と、オーストラリアやハワイなどに５回ほど旅行。費用の大半を負担してもらっていた。また、高級外車の購入費（千数百万円）を制作会社幹部から個人的に借りていた。

　飲食接待には、このプロデューサー以外にも部下のプロデューサーや社員が出席していたという。

　テレビ朝日の話　事態を重く受け止め、再発防止策を実施します。視聴者の信頼を裏切る結果となったことをおわびします。

http://www.asahi.com/national/update/0928/TKY200609280362.html