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2006年09月28日(木) 00時00分

テレ朝1億3000万円所得隠し 国税局指摘 東京新聞

 「テレビ朝日」(東京都港区)が東京国税局の税務調査を受け、昨年三月期までの三年間に、番組制作費を水増し発注するなどの手口で、所得を少なく見せていたなどとして、約一億三千万円の所得隠しを指摘されたことが二十八日、分かった。単純な経理ミスなどを含めて申告漏れの総額は一億五千万円に上った。悪質な経理処理に課される重加算税を含め、追徴税額(更正処分)は約五千数百万円にのぼるとみられる。

 下請けの制作会社「スーパープロデュース」(同港区)など制作会社二社も同国税局の税務調査を受け、経費を水増しして捻出(ねんしゅつ)した接待費を交際費と認定されるなど、二社合わせて計約三億円の所得隠しを指摘されたもようだ。

 関係者によると、テレビ朝日の人気番組「奇跡の扉 TVのチカラ」などの番組制作を担当していた同社プロデューサーは、番組制作をめぐり、複数の下請け制作会社に対し、番組の外注費を水増しして発注。その見返りとして、同プロデューサーや編成制作局の社員を下請け会社に接待させていた、という。

 同国税局は昨年十一月から税務調査に入り、番組制作の費用などの金の流れを調査。下請け会社に負担させた接待費となった外注費の水増し分について、同国税局は経費性を否認し、所得隠しを指摘したとみられる。

 同プロデューサーは「TVのチカラ」や「川口探検隊」シリーズ、「目撃!ドキュン」など同社の人気番組の制作担当者としてテレビ業界では名前が知られている。

 同プロデューサーにまつわる金銭疑惑が一部週刊誌などで取り上げられており、テレビ朝日は九月中での「TVのチカラ」の打ち切りを決めている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060928/eve_____sya_____003.shtml