2006年09月27日(水) 19時14分

名寄　静かな住宅地に衝撃（朝日新聞）

■殺害容疑　夫を逮捕「仲のいい家族だった」

　名寄市郊外の住宅で２６日に起きた妻子殺害事件に、静かな住宅地に衝撃が走った。

　名寄市緑丘の配管工横山尚徳容疑者（３２）が自宅で妻子を殺して名寄署に出頭したのが午前５時２０分ごろ。早朝から名寄署員やパトカーがあわただしく動き、妻の由美子さん（３０）、長男の剛くん（８）の死亡が知らされると、近所の人たちは「仲のいい家族だったのに、どうして」と驚きの表情を見せていた。

　横山さん方は２階建ての２世帯住宅。１階に横山さん親子３人、２階には由美子さんの両親や弟が暮らしていたという。

　近所の人によると、「夏は家の前でバーベキューをしたり、子供を小学校に車で送っていったり、仲のよい家族だった」「奥さんは保険の外交員をしていて明るい性格。ご主人は、朝ごみを出して出勤していた。おとなしい感じの人だったのに」。

　剛君の通う小学校でも「明るく元気な子供だった。信じられない」とショックを隠しきれない様子だった。

　横山容疑者は名寄署の調べに対し、消費者金融などに多額な借金があり、就寝中の妻子の首を絞め、自分も死のうと思ったが死にきれなかった、などと供述しているという。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000609270005