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2006年09月25日(月) 00時00分

神保町アイドル書店相次ぎ「裏本」摘発…オモテの真相ZAKZAK

 警視庁保安課にわいせつ図画販売目的所持の現行犯で経営者らが逮捕されたのは、千代田区神田神保町の「トキヤ書店」と「荒魂(あらたま)書店」。同時に江戸川区内の古書店「漫画人BOOKS」も摘発された。調べによると、「トキヤ」には熟女系裏本「秘書伝説」など249冊、エロDVDとビデオが70本、「荒魂」には80年代のロリ系裏本「半分少女」など362本が店に置かれていた。

 関係者によると、両店はすずらん通りに面し、ともにアイドル書では全国的に有名。「トキヤ」は近年にオープンしたというが、「荒魂」は30年以上前から店を構える老舗。蔵書は数万冊ともいわれ「とにかく『荒魂』に行けば目的の本は必ずある。写真集やアイドル系の雑誌だけでなく、週刊誌、漫画のバックナンバーもばっちり揃っていた」と、語るのは神保町に足しげく通う古書店マニアだ。

 「雑誌でも価格は2000−3000円付くものもあり高めなので、周辺の古書店で見つからなかった場合の最終手段で使う。店はエロ系というよりお宝系でしょう。有名歌手が昔、水着でグラビアに出ていた雑誌をお父さんが手に取る。でも、数万円という値段をみてションボリ帰っていく−という姿をよく見る。なくなると困る」(古書マニア)

 摘発のあおりで「トキヤ」は一時、休業したが「荒魂」は健在。同店は「裏本をこっそり売ったりはしていない。営業は続ける」としている。

 周辺事情に詳しい関係者は「実はとばっちりなんです。連鎖的にやられた」と真相を語り始めた。「裏本や裏ビデオを買った客が『この辺(神保町)で買った』と警察に言った。そのため捜索されたが、蔵書が多く、裏モノが紛れていた。そもそも一昔前の写真集は、今の基準でみると微妙なモノが多い」と苦笑いする。

 関係者は「神保町の売り上げは近年、落ちてきているのは確か。ただ、まだ新宿みたいになってはいない」という。

ZAKZAK 2006/09/25

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006092510.html