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2006年09月25日(月) 00時00分

化粧品問題で中国当局沈黙 騒ぎ拡大、国内から批判山形新聞

 【北京25日共同】マックスファクターの化粧品「SK−2」シリーズから使用禁止の金属を検出したと中国当局が指摘した問題で、香港政府などが相次いで安全性に問題ないと発表したのに対し、中国当局は沈黙を続けたままだ。返品騒ぎが拡大する中、当局の姿勢に国内から批判も出始めた。
 中国各紙は15日、国家品質監督検査検疫総局が、SK−2から重金属のクロムなどが検出されたことを明らかにしたと報道。親会社のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は「品質に問題ない」との声明を発表、販売停止も表明したが、返金を求める消費者が店頭に殺到し、P&G上海支社では押しかけた市民がドアを破壊するまでエスカレートした。
 だが、同総局は騒ぎが拡大した後も記者会見を開かず、問い合わせにも回答していない。中国紙、上海証券報は最近「ただ黙っているのでは、公衆の利益はどうなるのか」と厳しく批判した。
 香港とシンガポールの衛生当局はSK−2に含まれている成分は微量で健康への影響はないと発表、台湾当局も同様の見解を公表した。また香港メディアによると、欧米の他のブランド化粧品にも同様の金属が含まれていることも判明した。
 中国メディアの多くはSK−2が日本製であることを強調、「当局見解」をうのみにする形でのバッシング報道が続いている。しかし、香港紙明報のようにSK−2だけを問題視すれば「政治的理由があると国際社会が疑うのは避けられない」との警告も出ている。

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