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2006年09月25日(月) 00時00分

NTT東のIP電話不具合、ソフトのバグが原因朝日新聞

 NTT東日本の光ファイバー回線によるインターネット・プロトコル(IP)電話サービス「ひかり電話」が19日から3日間つながりにくい状況となった問題について、初日の不具合の原因が、ソフトウエアのプログラムミス(バグ)だったことが判明した。

 バグはサーバのなかの通話を振り分ける機能を担当する部分にあったことが判明、バグを取り除いて動作を確認する作業を行った。

 また、2日目の不具合については、中継系サーバを初期化する作業をしたものの、完全に初期化できておらず、本来果たすべき性能が発揮できなかったことが原因と推測している。なぜ初期化できなかったのかなど、完全な原因究明は今後も続ける。

 同社は22日は通常の通話ができる状態に復旧させた。週明けの25日以降については「現時点では、監視は行うが、通話制限のような措置はとらない」(広報室)としている。

 通常の固定電話が、交換機という成熟した技術を用いているのに対し、IP電話はSIPサーバという専門のサーバをプログラムで制御する発展途上の技術を使う。

 また、携帯電話でもプログラムにバグが発生したことで、通話やメールができなくなる事態が多発している。

 背景には複雑化するプログラムの品質を維持することの難しさがあるが、通信サービスというライフラインにかかわる問題だけに、早急な対策が必要といえそうだ。

http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200609250008.html