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2006年09月25日(月) 23時53分

阪神電鉄株が最後の取引 上場104年の歴史に幕朝日新聞

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取引最終日の終値は前日比80円高の990円だった=大阪市中央区で

 阪神電気鉄道株が25日、阪急ホールディングス(HD)との経営統合を前に、東京、大阪の両証券取引所で取引を終えた。終値は前日比80円高の990円。阪急HDが株式公開買い付け(TOB)をした際の930円を上回った。26日に上場廃止となり、104年に及ぶ上場企業としての歴史に幕を下ろす。

 両社が統合する10月1日付で、阪神1株に阪急阪神HD(現在の阪急HD株)1.4株が割り当てられる。阪急HD株の25日の終値は前日比61円高の717円。東証1部の値上がり率では、阪急HD株が3位、阪神が4位だった。

 昨年9月27日、村上ファンドによる阪神株の大量取得が表面化。同9月初めには、400円台だった阪神株は急騰し、同28日にはバブル崩壊後の最高値(終値)1045円をつけた。

 阪急HDが5、6月に実施した阪神株TOBでは、市場には「価格が高過ぎる」との声もあり、TOB後、一時は700円台まで下落。だが、最近は「統合内容が具体化しつつある」(市場関係者)と好感されていた。

 阪神は創業3年後の1902年に東京、大阪などの取引所に上場。昭和初期にも、大阪・北浜の相場師だった島徳蔵氏(後の阪神社長)に株を買い占められた苦い歴史がある。最高値はバブル経済さなかの89年の1490円だった。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200609250022.html