2006年09月25日(月) 23時31分

火災相次いだ浴室乾燥機、点検は５．６％だけ（朝日新聞）

　三菱電機などが製造した電気式の浴室換気乾燥暖房機で火災が相次いだ問題で、経済産業省原子力安全・保安院は２５日、メーカーや電気工事業団体などに再度の点検の要請をした。火災のおそれがある対象機種約３６万６０００件のうち、点検実施済みは５．６％にすぎないため。

　浴室暖房機をめぐっては０１年以降、全国で２４件の火災が起きた。経産省は今年６月以降、２回にわたり、暖房機や浴室ユニットのメーカー１５社などに問題機種の点検・改修を進めるよう要請していた。

　しかし、暖房機はメーカーが直接、消費者に納入するわけではなく、複数のハウスメーカーや販売店などが介在し、電気工事業者が施工する。点検の要請も工事業者まで徹底されなかったという。同省は今回、ハウスメーカーなどから販売先リストの提供を受け、点検結果などを報告してもらうようメーカーなどに要請した。

http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200609250416.html