両親が判決前に女児の写真を公表 奈良女児誘拐殺害事件（朝日新聞）
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奈良市の幼稚園の卒園式でおしゃまな表情を見せる有山楓さん＝０４年３月撮影、両親提供 |
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写真館での記念撮影でドレスに身を包み、笑顔の有山楓さん＝０３年６月撮影、両親提供 |
奈良市で０４年１１月、下校途中に誘拐され、殺害された小学１年の有山楓（かえで）さん（当時７）の両親は２３日、在りし日の娘の写真を奈良県警を通じて公表した。２６日、この事件で殺人やわいせつ目的誘拐など八つの罪で起訴され、死刑を求刑された小林薫被告（３７）の判決が奈良地裁で言い渡される。
遺体が見つかった奈良県平群（へぐり）町の道路脇には、両親やかつての同級生らが花やぬいぐるみなどのお供えを続けている。両親は「ここにお地蔵さんを建てたい」と希望しており、遺体発見後間もなく土地の所有者を訪れ、「お供えの場所を提供してもらえませんか」と頼んだという。近くの駐在所の巡査部長は「地域の人たちと一緒にこの場所を守っていきたい」と話す。