悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年09月24日(日) 23時54分

奈良の女児誘拐殺人、小林被告26日に判決読売新聞

 2004年11月に起きた奈良市立富雄北小1年、有山楓(かえで)ちゃん(当時7歳)誘拐殺人事件で、殺人、わいせつ目的誘拐など八つの罪に問われ、死刑を求刑された毎日新聞販売所元従業員小林薫被告(37)の判決が26日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で言い渡される。

 遺体の画像を遺族にメールで送りつけた犯行に、検察側は「残虐極まりなく、全国の親らを不安に陥れた」と主張。幼児が狙われる凶悪事件が相次ぐ中、被害者1人では無期懲役以下が大勢という現状に対し、司法が踏み込んだ判断を示すかどうか注目される。

 計10回の公判で、検察側は、殺害方法や、女児を狙った2度のわいせつ事件の前科を指摘。「矯正は到底不可能」とし、遺族の感情もくみ、「被害者1人は必ずしも死刑を回避する理由にはならない」と主張した。

 弁護側は「被告を作り出した責任の一端は社会にある」と主張。被告が就寝前に女児の冥福(めいふく)を祈っていることから、矯正の可能性を示唆し、「死刑を選択するまで凶悪でない」と反論している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060924it14.htm