2006年09月23日(土) 17時01分
フィッシング詐欺：５８００人分ＩＤ不正入手 １４容疑者追送検−−府警など ／京都（毎日新聞）
東京を拠点とするグループ１４人によるフィッシング詐欺事件で、グループがフィッシングの手口で不正入手したヤフー会員のＩＤは約５８００人分に上ることが２２日、京都、静岡、熊本の３府県警合同捜査本部の調べで分かった。捜査本部は同日までに、リーダー格の松岡貴之被告（３４）＝詐欺罪などで公判中＝らを、会員１人のＩＤを使った不正アクセス禁止法違反容疑と、落札者ら４５人から計約８２０万円をだまし取った詐欺容疑で追送検した。
調べでは、グループは昨年６月ごろ以降、ヤフーの偽サイトに会員を誘い出し、ＩＤ約５８００人分を不正入手。その中からオークションでの出品実績の高いＩＤなどを選び、うその出品情報を掲載するのに使用していたとされる。捜査本部は、うその出品物を落札するなどした被害者から、グループが少なくとも６３口座で代金の振り込みを受けたことを確認。約８５０人から総額約１億２０００万円の入金があり、うち４３都道府県の２２９人から被害届が出されているという。【朝日弘行】
９月２３日朝刊
（毎日新聞） - 9月23日17時1分更新
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