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2006年09月23日(土) 08時33分

【中国】SK−II問題、P&Gジャパンが販売を一時停止フジサンケイ ビジネスアイ

 【北京=福島香織】中国国家質量監督検査検疫総局が、輸入日本製化粧品「SK−II」ブランド商品に重金属のクロムなどが検出されたと発表したことをうけ、製造元P&Gジャパン(本社、神戸)は、中国での「SK−II」ブランド商品の販売の一時停止を決定した。P&G側は「商品は安全」としているが、中国報道で消費者がパニックになっており、店頭でのトラブルを回避するための措置という。

 検査検疫総局によると「SK−II」ブランドの12商品にクロム、ネジウムが含まれていたという。

 P&G側は独自調査の結果、指摘される成分が含まれていることを認めた上で「原料として配合しているのではなく、水や空気中に自然に存在する鉱物成分が製造過程で必然的に混入したもの。国際的安全基準の1000分の1、100分の1を下回る微量」で品質に問題はないとしている。

 ただ中国側は、中国で使用がみとめられていない成分で「アレルギーなどの原因」と断定。これを受けてメディアが一斉にSK−IIバッシングを開始し、消費者がパニックに陥り返品騒動が各地で発生していた。

 P&Gは返品に応じているが、50元前後のニセSK−IIブランド商品をもって定価500−600元の返金を求めてくる便乗者もあるとみられ、対応に苦慮していた。

 SK−IIは日本を含む12カ国・地域で販売されているが返品騒ぎが起きているのは中国だけ。シンガポール、台湾は「安全宣言」を行い、欧米では問題視されていない。

 このため、日本が5月末から導入したポジティブリストによる中国産農産物への検疫強化に対する報復措置との見方も出ている。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 9月23日8時33分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060923-00000010-fsi-bus_all