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2006年09月22日(金) 10時06分

立山パー3で19打!OBなし日本新…アコムインターナショナル第1日スポーツ報知

 ◆男子プロゴルフツアー アコムインターナショナル第1日(21日、茨城・石岡GC) “大叩き”日本新記録が誕生した。プロ10年目の立山光広(38)=カバヤグループ=が8番パー3で、2打目をグリーン左のブッシュ(草の密集地)に入れ、脱出するのに14打を要し、結局、17オン、2パットの19打。85年の九州オープンで島村正行が記録した15打を抜く、実打での1ホール最多スコア(資料が残る85年以降)となった。7バーディー、1ボギーの65で回った小山内護(36)=フリー=が6アンダーで首位。宮里優作(26)=富士フイルム=は2アンダーで14位スタート。

 入ると上半身がかすかに見えるだけという強烈なブッシュで、立山が惨劇に遭った。

 1打目をグリーン右のラフに入れたのが、事の発端。50センチの長いラフ。「手前にあるバンカーを越えるのが精いっぱい」と思って打った強めの打球は、グリーンを越えて今度は反対側へ。そこが地獄の草の密集地だった。

 アンプレヤブルという選択肢もあったが、「2クラブレングス以内のどこに置いても同じだし、後ろは林だし、戻るのもちょっと疲れるし…。打ってみた」と立山。笹にススキ、草の長さは、ほとんどが腰の上。長いところでは2メートルを超えるパンパスグラスもあった。持ったのはSW。「バンと打ったら、(草ではね返って)2メートル戻った」。そこからは、ボールを探しては打ち、打っては探すの繰り返し。

 「3回打って2メートル進んだと思ったら、また根元に当たって戻ったり」「草に隠れて球が見えないから、ほとんど勘で、ここらへんみたいな感じで打ったら、余計に埋まったり」「打ったら、足元に落ちてたってこともありました」。その間、約30分。「ブッシュでの3打目くらいまでは、ギャラリーも気になったけど、その後は早く出したい一心だった」。焦る気持ちも空回り。16打目でやっと脱出。17オンで7メートルを2パットで沈めた。

 立山と言えば上下ピンクで登場したり、キャディーバッグはラメ入りのキラキラ、髪も赤く染める派手好きの男。それだけに注目されて開き直ったのか、ファンから差し出された色紙には「NO8 PAR3 〈19〉」とサイン。写真を撮ろうと集まった報道陣に「注目の的はオレでしょう。ニューワールドレコードでしょ」とおどけた。

 それでも後半は4バーディーとばん回して13オーバーでホールアウト。「15個バーディーを取ればまだ予選は通る? できるかっちゅーの」。一人ボケツッコミで、120選手中119位にもへこたれてなかった。

 ◆立山 光広(たてやま・みつひろ) 1968年9月7日、東京都生まれ。38歳。日体荏原高出身。15歳からゴルフを始め、サラリーマンを経て28歳でプロ入り。2000年に初のシード権獲得。01年シード落ち。02年は右ひじのけがで特別保証制度(公傷制度)の適用を受けた。03年賞金ランク47位でシード復帰。優勝はなし。最高順位は05年三井住友VISA太平洋マスターズなどの2位。家族は妻と1女。身長178センチ、77キロ。
(スポーツ報知) - 9月22日10時6分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000058-sph-spo