2006年09月22日(金) 17時01分

筑紫哲也さん：名誉日田市民に　本人も了承、２６日の最終本会議に提案　／大分（毎日新聞）

　日田市は、日本を代表するジャーナリストでＴＢＳニュースキャスターの筑紫哲也氏（７１）を名誉市民に推す方針を固めた。本人の同意を取り付けており、市議会と協議した上で２６日の最終本会議に提案する。【楢原義則】
　筑紫氏は同市小野地区の出身。新聞記者を経てニュースキャスターなどを務め、重厚で鋭い切り口や国際的な視野に立った報道姿勢などが高く評価され、国際エミー賞、日本ジャーナリスト大賞などを受賞している。
　郷土とのかかわりも深い。若者らボランティアグループが９４年４月に開校した市民大学「自由の森大学」の学長に就任。０６年３月に閉校するまで１２年間にわたり、政財界や文化人など各界から一流の講師を呼び、「豊かな地域文化の土壌づくり」に尽くした。　また、これに先立つ９２年７月、市営の観光文化施設「小野民芸村」の名誉村長に就任。９５年には蔵書約２０００冊を村に寄贈して「筑紫文庫」を開設するなど、市の文化振興に貢献した。
　現在の名誉市民は、元農水・通産大臣などを務めた畑英次郎氏、元市長の石松安次氏、日本芸術院会員（日本画）の岩澤重夫氏らがいる。

９月２２日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000226-mailo-l44