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違法なわいせつＤＶＤの中古品や、わいせつ写真集の古本を店頭で販売していたとして、警視庁保安課は、東京・神田の古書店などの一斉摘発に乗り出し、２２日、古書店７店の店主ら９人をわいせつ図画販売目的所持の現行犯で逮捕したと発表した。
７店の店主らは、インターネット上のオークションの普及で、一般の古本の売り上げが落ち込んだため、「裏モノ」と呼ばれる中古ＤＶＤや写真集の販売を始めたと供述しており、１月平均の売り上げが約３６万円に上った店もあったという。
逮捕されたのは、千代田区神田神保町の古書店「トキヤ書店」経営、久保輝夫容疑者（３８）ら。同課は、同書店を含む神田の古本街の２店や江戸川区などの店から、わいせつＤＶＤ１６４枚、ビデオ２１５本、写真集９７１冊を押収した。
同課によると、７店とも、店に訪れる客から、違法なＤＶＤやわいせつ写真集などを買い取ったうえで、それを中古品として店頭で販売していた。写真集の場合、買い取り価格が５００〜１０００円程度だったのに対し、売値は３０００〜４００００円だったという。