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神奈川県小田原市蓮正寺の無職菅戸海弘さん（７３）が６月から行方不明になり、預金をだまし取ったとして詐欺容疑で元同僚の男２人が逮捕された事件で、菅戸さんが静岡県内の介護施設に保護されていたことが２２日、分かった。
神奈川県警捜査１課によると、菅戸さんは６月１０日午後１２時２５分ごろ、東京都狛江市岩戸北の路上に脱水症状で倒れていたため保護され、調布市内の病院で治療を受けた後、今月から静岡県伊東市の介護施設に入所したという。菅戸さんは重度の認知症で、身元が分からないまま保護されていたが、２２日朝に報道を見た狛江市職員が県警に届け出た。
同課は、菅戸さんが狛江市に倒れていたことについて元同僚２人の関与も考えられるため、調べを進めている。
これまでの調べでは、元同僚の長瀬正容疑者（５７）と冨田修容疑者（６７）は６月１９日、愛知県内の郵便局で管戸さんの代理人を装って通帳と印鑑を使い、無断で預金１７万５０００円をだまし取った疑い。余罪も追及している。
(09/22 18:19)