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2006年09月22日(金) 00時00分

別れた元上司からメール読売新聞

 結婚半年になる30代の女性。結婚前、小さな会社で働いていて、3年間ほど60代の上司と付き合っていました。体の関係はありません。当時は私も寂しかったので、毎週末2人で食事をし、楽しんでいました。プレゼントももらいました。

 両親の勧めもあって、結婚するという話をすると「悲しい」と言われました。

 結婚後も「君のことを考えると心が揺れる。今どうしているのだろう」などというメールが送られてきます。今は退職して家にいるようです。もし夫が見たらと思うと不安で、互いにメールの文章は消していますが、「いつか会おう」とも書いてあり、怖くなりました。最近は携帯に電話もかけてきます。

 交際中は、2人で奥さまの悪口を言い合ったり、私が酔って「部長が初恋の人なの」などと甘えたりしていたので、誤解されたのだと思います。

 私から奥さまにお願いして「もうこれきりにしてほしい」と彼に伝えてもらうことはいけないことでしょうか。この結婚を守りたいのです。(千葉・T子)

 相手の妻に伝えるのではなく、元上司に当たる相手にこそ、毅然(きぜん)として、これ以上、どのような連絡も断ると伝えるべきではないでしょうか。

 まずは、あなたのメールアドレスや携帯の番号を変えることからはじめましょう。あなたが夫に知られたくないと、「互いにメールは消している」という状態そのものが、ある意味で、彼との秘密の「共犯関係」を作り続けていることに気づいてください。

 退職して時間的に余裕もある彼との、不健康な関係は、当然ながらあなたから断ち切るしかありません。

 どんな連絡にも応じないのは当然ですが、連絡方法を断つことが基本です。

 こういったことは、きっぱりと拒絶の姿勢を示さない限り、ずるずると続くものです。過去、どのような会話を交わし、どのような時を過ごしたとしても、すべては終わった話です。

 返事はしない、相手から連絡が取れないようにするという形で、しっかりと意思表示をしてください。

 (落合 恵子・作 家)

http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/danjo/20060922sy31.htm