2006年09月21日(木) 00時00分

ミクシィ業績急伸で会員制サイト、人気急上昇中（ZAKZAK）

　インターネット上の会員制サイトであるソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）の利用が急拡大している。共通の趣味などについて交流を深められる上、情報交換に際して互いの身元が分かる安心感が受けている。人気の高まりを機にネット大手が相次いで参入、利用者の獲得競争が激化し始めた。

　ＳＮＳの国内最大手は「ｍｉｘｉ」を運営するミクシィ。サービス開始後わずか２年半にすぎないが、利用者は約５７０万人に上る。同サービスの収益はサイト上の広告収入が大半を占める。事業の成長に伴いミクシィの業績も急伸し、０７年３月期の単独売上高は前期比２．５倍の４７億８９００万円を見込む。

　こうした「ネット新世代」の台頭を受け、広告で競合するヤフーや楽天も今年に入ってＳＮＳに参入。ネットショッピング・競売といった既存の顧客基盤を生かし、勢力拡大を急いでいる。ＫＤＤＩはＳＮＳ会社のグリー（東京）に資本参加し、携帯電話事業との連携を狙う。

　ただ、ＳＮＳで先行する米国では犯罪に巻き込まれるケースが増えているとされ、国内でも監視強化の必要性を指摘する声が出ている。

ZAKZAK 2006/09/21

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006092135.html