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2006年09月21日(木) 03時07分

<プロミス>10月にも保険利用打ち切る方針 他社追随も毎日新聞

 消費者金融が債権回収のために借り手に生命保険を掛けている問題で、消費者金融大手のプロミスは20日、10月にも保険の利用を打ち切る方針を固めた。借り手が知らないうちに加入し、厳しい取り立てにつながっているなどとして、「命を担保」にしているとの批判が高まっていた。プロミス幹部は「遺族の負担軽減のためにやっているのに、誤ったイメージを与えられ、継続する意義がなくなった」と述べ、他の消費者金融も追随する可能性がある。
 ただ、保険を打ち切れば、借り手の死亡によって債務を相続する遺族からの回収が問題となる恐れがある。
 問題となっている保険は、消費者金融と生保が結んでいる「消費者信用団体生命保険」。消費者金融は保険料を支払う代わりに、借り手が死亡した場合は保険金を受け取る。年間の保険料が、受け取る保険金より多いが、プロミスは「自社の債権の保全と遺族に債務を引き継ぐことを防ぐ顧客サービス」として利用してきた。
 しかし、多重債務者問題にからみ消費者金融の保険利用への批判が高まる中で、「借り手の遺族に対する利点が理解されず、消費者金融がこの保険で利益を上げているような誤解が広がった」ことから、保険の利用を継続するよりも打ち切るほうが、経営への影響が抑えられると判断した。契約している保険会社との協議がまとまり次第、最終決定する。【赤間清広】
(毎日新聞) - 9月21日3時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060921-00000017-mai-bus_all