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2006年09月21日(木) 21時05分

「新司法試験」合格率48%、中央大131人が最多読売新聞

 法科大学院の修了者が受けた初の「新司法試験」で、法務省の司法試験委員会は21日、2006年度の合格者を発表した。

 2091人(途中欠席4人)が受験し、1009人が合格、合格率は48・25%だった。

 有名大の法科大学院が100人を超す合格者を出す一方、合格者ゼロの法科大学院も4校あり、早くも大学院間の“格差”が鮮明になってきた形だ。

 今回の受験者は、大学の法学部などを卒業後、法科大学院の法学既修者向けコース(2年制)を修了した人たち。74校ある法科大学院のうち58校から受験した。社会人向けなどのコース(3年制)の学生は、来年度から受験する。

 大学院別の合格者数を見ると、旧司法試験で上位の常連だった中央大(131人)、東京大(120人)、慶応大(104人)、京都大(87人)が1〜4位を占めた。昨年度の旧司法試験の合格者が228人と最多だった早稲田大は、もともと2年制のコースが20人と少なく、受験した学生も19人にとどまり、そのうち12人が合格した。

 合格者中、男性は781人、女性は228人。合格者の平均年齢は28・87歳、最高齢は58歳だった。今回の合格率は、昨年度の旧司法試験(3・71%)を大幅に上回ったが、来年度以降は、3年制の修了生などが加わるため、合格率は2〜3割に下がる見通しだ。

 旧司法試験も2010年度まで行われ、今年度は11月に約500〜600人の合格者が発表される。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060921it12.htm?from=top