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東京都は２０日、昭和大学付属烏山病院（世田谷区、４５４床）で、病院給食を食べた入院患者４９人が食中毒の症状を訴え、ノロウイルスが検出されたと発表した。全員回復している。烏山病院では８月末、病院給食によるノロウイルスで４５人の集団食中毒があったばかり。業務停止処分が終わった直後、再び集団感染を起こしていた。
世田谷保健所は短期間の再発を重くみて、感染経路の徹底究明に乗り出すとともに、近く病院の調理施設を無期限の業務禁止処分とする。
都によると、給食施設は８月末の食中毒で１１日まで業務停止の処分を受け、１２日に調理を再開した。新たな発症者４９人は２０代から８０代で、１４日から１９日の間に発症した。前回の発症者も２人含まれる。
保健所は、感染した調理担当者から食品を通じて感染した疑いもあるとみている。この調理担当者は、業務停止中の７日の検査でノロウイルスが検出されたが、４日後の再検査では「陰性」だったため、調理に携わった。保健所は、改めてこの担当者を検査するとともに、食材の納入先も調べる方針だ。
大坪天平院長代行は「このような事態を繰り返し招いたことを深く反省し、防止の徹底に努めたい」としている。
(09/21 01:43)