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2006年09月20日(水) 07時46分

DJ-米国株:ナスダック8営業日ぶり反落、ヤフー急落でダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)19日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均が小幅続落、ハイテク株の比重が高いナスダック総合指数も8営業日ぶりに反落した。注目の卸売物価指数は物価が比較的落ち着いていることを確認する内容だった。しかし、住宅着工が予想より大きな減少をみせたことや、ヤフーの幹部が、ネット広告の伸びが鈍化しているとの見方を示したことが嫌気された。さらにタイのクーデターも弱材料となった。

ダウ平均の終値は前日比14ドル09セント(0.12%)安の1万1540ドル91セント。ナスダック総合指数は同13.38ポイント(0.60%)安の2222.37、S&P500種指数は同2.87ポイント(0.22%)安の1318.31で引けた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の出来高は概算で23億株。

連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を占う上で注目されていた8月の卸売物価指数は前月比0.1%上昇した。食品・エネルギーを除くコア指数は同0.4%下落。下落は2カ月連続で、下落幅は03年4月以来の大きさとなった。20日の連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利が据え置かれると予想されているが、卸売物価指数はこの見方を後押しする内容となった。

ただ、投資家は住宅市場の弱さを示す統計を嫌気した。商務省が発表した8月の住宅
着工件数は年率換算で前月比6%減の166万5000戸と、約3年ぶりの低水準となった。エコノミストらは3%の減少を予想していた。また建設許可件数は2.3%減の172万2000戸と7カ月連続で減少。エコノミスト予想は0.7%の減少だった。

個別銘柄では、ネット検索大手のヤフー(Nasdaq:YHOO)が3.25ドル(11.21%)安の25.75ドルと急落した。この日開かれたゴールドマン・サックス主催の投資家コンファレンスで、ヤフーの幹部らは、一部のカテゴリーでネット広告の成長が鈍化している兆しがみられると発言した。これにより、同社の7−9月期の業績は「見通しレンジの下半分」にとどまる見込みとした。

売りは他のネット関連銘柄にも波及。グーグル(Nasdaq:GOOG)は10.88ドル(2.62%)安の403.81ドル、イーベイ(Nasdaq:EBAY)は89セント(3.32%)安の25.95ドルとなった。

(ダウ・ジョーンズ) - 9月20日7時46分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060920-00000001-dwj-brf