2006年09月19日(火) 05時26分

吉野家に行列館内でも　牛丼限定再開（朝日新聞）

　牛丼チェーン大手の吉野家で１日だけ牛丼販売が再開された１８日、県内の店舗でも「あの味」を求める人たちの行列ができた。売り切れればそれでおしまい。６店舗で約６５００食が売れた。
　長野市若里にある「長野丹波島店」。販売開始前には約５０人が列を作った。１時間前から並んだ中野市の会社員坂原満明さん（２８）は「米産牛肉はなめらかで、牛丼にぴったり。２年半ぶりに食べた」と満足げだった。
　東北方面を車で旅行し、静岡への帰路に立ち寄った２人の男子大学生は並盛りを平らげ、「今日は特別な日だから」と２杯目を注文した。食べ終わると、「もう満腹」とうれしそうだった。
　米産牛肉の輸入再開に伴う限定「復活」だが、近くのスーパーで買い物をしていた主婦（３５）は「米国の（ＢＳＥ）検査は心配で、米産牛肉は信用できない。押しつけられている感じがする」と不安を口にした。
　吉野家は今後も、日や時間を限定して牛丼を販売するという。

http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000609190003