2006年09月19日(火) 09時15分

WSJ-ナップスター、身売り含む戦略的選択肢探るため投資銀と契約（ダウ・ジョーンズ）

ニューヨーク（ウォール・ストリート・ジャーナル）米オンライン音楽会社ナップスター(Nasdaq:NAPS)は18日、身売りを含む戦略的選択肢を探るため、UBS(NYSE:UBS)の投資銀行部門UBSインベストメント・バンクと契約したと明らかにした。第３者企業が最近、ナップスターの買収や同社との提携の可能性について関心を示していることを踏まえての対応という。

ナップスターによると、同社の取締役会と経営陣が戦略的選択肢の評価作業を行うのをUBSは手助けする。株主価値を高めることが目的で、新たな戦略的提携あるいは会社の売却につながる可能性もあるとした。

携帯電話機メーカー最大手であるフィンランドのノキア（NYSE：NOK）が８月、米デジタル音楽配信会社ラウドアイ（Nasdaq：LOUD）買収合意を発表したのを受け、ナップスターも買収ターゲットとなるとの観測が強まっていた。

ナップスターは2007年３月期の下期（06年10月−07年３月)について、オンライン音楽サービスの加入者数が力強く成長する見通しだと述べた。また、携帯電話関連事業も、新たな業務提携などを通じ、大きく拡大する見込みだとした。

発表はナスダック市場の取引終了後に発表された。ナップスターの通常取引終値は、前週末比0.06ドル(1.66％)安の3.55ドル。その後の時間外取引では上げに転じ、INETによると、3.99ドルで取引されている。52週高値は5.10ドル、52週安値は2.55ドル。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060919-00000012-dwj-biz