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2006年09月18日(月) 00時00分

女子高トイレに擬音装置 県教育庁朝日新聞

 来年度の予算編成に向け、10億円あまりの経費削減を求められている県教育庁が頭を悩ませている。あらゆる経費を見直す中で、女子高の水道代が男子高の水道代よりかなり多いという事実が浮上。トイレで流す水の量を減らすために、流水音を出す擬音装置の効果について注目し始めた。ただ、「高校生という多感な時期だけに、設置しただけでは効果は出にくい」(県高校教育課)と、県下一斉の設置には二の足を踏んでいる。

 同庁によると、生徒数がほぼ同数の、宮城一、二、三女高と仙台一高、二高、三高の05年度の水道料金を比べてみると、女子3校の合計は約2170万円で、男子3校の約1・6倍。各女子高によると、いずれも「トイレで何度も水を流すのが大きな原因」だという。

 この問題で効果を出した学校がある。05年に共学化した古川黎明(れい・めい)高は、女子高時代の04年7月に校内すべてのトイレに擬音装置を設置した。すると、その後半年間で前年同期に比べ水道使用量が約23%減少し、およそ78万円が削減できたという。同校によると、決め手は「浮いた経費で机などを買えるなど、節減のメリットを生徒がよく理解してくれた」ことだという。 (石橋亮介)

http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000609180001