2006年09月17日(日) 00時00分

オウム施設で「自殺制止」文書 一斉立ち入り検査で確認 （中日新聞）

　オウム真理教（アーレフに改称）の教団施設に対する公安調査庁の一斉立ち入り検査は１６日午後、終了した。元代表の麻原彰晃死刑囚（５１）＝本名・松本智津夫＝の刑確定を受け、教団内に不穏な動きを示す兆候はなかったが、信者に自殺などをしないよう呼びかける教団の文書が複数の施設で見つかった。

　同庁によると、施設に入った調査官に「ショックを受けた出家信者が複数いた。今後、影響があるかもしれない」と話す幹部信者もいたという。

　教団内では、上祐史浩代表派と反上祐派の対立が深まっているが、双方の拠点施設とも麻原死刑囚の著書やＣＤなどが保管されていた。公安調査庁は「上祐派、反上祐派の区別なく、麻原崇拝の実態があらためて確認された」としている。

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060917/mng_____sya_____002.shtml