悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年09月16日(土) 08時13分

シュレッダー16機種中7機種が切断の危険性産経新聞

 書類細断用のシュレッダーで子供が指を切断した事故で、16機種のシュレッダーのうち7機種で切断事故の危険性があることが15日、国民生活センター(東京都港区)が行った商品テストで分かった。同センターでは「乳幼児や子供に使用させないように」と注意を呼びかけている。

 テストは、事故が起きた「アイリスオーヤマ」(仙台市)のシュレッダー「SCA410D」など床置きタイプ13機種と、机の上などで使用するポータブルタイプ3機種の計16機種で実施。

 いずれも家庭用として使用される可能性のある機種で、3歳未満の指に相当するゴム片の模擬指(厚さ5ミリ、長さ44ミリ)を使い、引き込まれて切断されるかどうか調べた。

 その結果、書類の投入口の幅が4・6ミリ以上、細断部までの距離が43ミリ以下で、投入口に手や指が触れると停止する「安全機能」が装備されていない7機種で模擬指が切断された。

 7機種は、アイリスオーヤマ「SCA410D」▽同「PE5C」▽オーム電機「PS−1500」▽同「SHR−U80S」▽フェローズジャパン「P−40」▽明光商会「プリモ1400N」▽コクヨS&T「KPS−DT10X」。

 このほか、模擬指が細断部まで届かなかったものの、投入口が大人の力で広がって切断される可能性があるものや、安全機能が確実に作動しなかった機種がそれぞれ1機種あった。また、床置きタイプ13機種の投入口までの高さは、最高でも63センチしかなく、乳幼児でも簡単に手が届くという。

 同センターではメーカー側に対し、「細断部までの距離だけで安全とはいえない。投入口の幅を狭くし、細断部に指が届かない構造にし、投入口に手や指が触れると停止する機能を装備するなど二重、三重の安全対策が必要」と指摘している。

【2006/09/16 東京朝刊から】

(09/16 08:13)

http://www.sankei.co.jp/news/060916/sha003.htm