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2006年09月16日(土) 00時00分

オウム25施設を一斉検査 公安調査庁、麻原死刑囚の刑確定受け 「アーレフ名古屋」へ立ち入り検査に入る公安調査官=16日午前9時54分、名古屋市中区千代田で(伊東朋子撮影) 中日新聞

 オウム真理教(アーレフに改称)元代表の麻原彰晃死刑囚(51)=本名・松本智津夫=の死刑判決確定を受け、公安調査庁は16日、過去最大規模の約250人を動員し、実質的な本部となっている「烏山施設」(東京都世田谷区)など全国の教団施設を団体規制法の観察処分に基づき一斉に立ち入り検査した。

 麻原死刑囚を絶対視する一部信者の動きをけん制するのが主な狙いとみられる。

 検査対象となったのは烏山施設のほか、札幌、横浜、名古屋、大阪、徳島、福岡の各市など17都道府県の26施設。同日、同庁は信者が不在だった岐阜県美濃加茂市の1施設を除く25施設に検査に入った。

 教団内では今年に入り、「脱・麻原」を掲げる上祐史浩代表(43)派と「麻原回帰」を唱える反上祐派が、信者向けセミナーを別々に開くなど対立を深めている。

 同庁は「教団内には動揺がみられる。今後、信者が不穏な行動に出る可能性があるのか、教団の動向の把握に努めたい」としている。

 同庁によると、教団施設は17都道府県に30カ所。信者数は約1650人(8月末時点)。

 一斉立ち入りは3回目。過去2回は、麻原死刑囚が一審判決を控えた2004年2月と、東京高裁が控訴趣意書の提出遅延を理由に控訴棄却を決定した後の今年4月。

 名古屋市中区のビルに入る「アーレフ名古屋道場」には16日午前10時前、公安調査庁の調査官7人が施設内に入り、聞き取りなどの検査を約3時間行った。同庁によると、教団は2−4階部分に入居。施設内には出家信者6人のうち5人がいたという。

 飲料などを製造している岐阜県美濃加茂市本郷町1の教団施設でも、午前9時40分ごろ、同庁の調査官7人が訪れたが、信者らが不在のため立ち入りを取りやめた。

 ■団体規制法 過去にサリンなどを使った無差別大量殺人を実行した団体が現在も危険性を保持している場合、活動状況を明らかにし、再発を防止するための規制を定めた法律。地下鉄サリンなど一連の事件を受けて、1999年12月に施行された。規制には、財産や役職員・構成員の住所、氏名の報告を団体に義務付け、公安調査官による関係施設の立ち入り検査を認める「観察処分」と、活動を一部禁止する「再発防止処分」がある。オウム真理教(アーレフに改称)は観察処分の対象。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060916/eve_____sya_____009.shtml