2006年09月15日(金) 00時00分

ミクシィ上場手応え上々 （東京新聞）

　東証マザーズ市場に十四日上場したソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）最大手のミクシィ株は、公募・売り出し価格（百五十五万円）の二倍を超える三百十五万円まで気配値を切り上げたが、買い注文が集中して値がつかないまま取引を終えた。

　マザーズで上場初日に値がつかなかったのは、七月五日のサイバーステップ株以来。東証は十五日から、ミクシィ株について、初値がつくまで成り行き注文や証券会社の自己買い付けを禁じるなどの売買規制を行う。

　ミクシィ株の公募・売り出し数は七千百株。十四日の取引では、十−十五分ごとに八万円ずつ買い気配値を切り上げたものの、買い注文が売り注文を大きく上回る状態が続いた。取引終了時点では約五千株の買い越しだった。

　買い気配値で計算した時価総額は約二千二百二十億円。マザーズでは十四日終値時点で二位に相当する大型上場となった。

　同日記者会見したミクシィの笠原健治社長（３０）は「責任の重さと期待の大きさを痛感する。業績を上げてしっかりこたえたい」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20060915/mng_____kei_____004.shtml