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2006年09月15日(金) 19時26分

牛肉原産地表示、9割実施 米国産輸入再開で農水省朝日新聞

 米国産牛肉の輸入再開を受け、農林水産省が全国のスーパーなど1900店で8月に実施した原産地表示実態調査の結果が15日まとまった。生肉はほぼ100%、タレ漬け牛肉など一部の加工品は約9割が表示していたが、ハンバーグは約1割だった。同省は関連業界が自主的に表示品目を増やすよう促している。

 法律で表示義務がある生鮮品は99.7%が原産地を正しく表示。10月から表示が義務化される加工品では、タレ漬け牛肉の91.2%、牛たたきの94.8%が表示していた。米国産はタレ漬け牛肉の1商品だけだった。

 10月以降も原産地表示義務対象外品目では、ローストビーフ62.4%、コロッケ25.9%、肉団子13.6%、ハンバーグ11.2%、メンチカツ2.8%となっている。

 調査は、7月下旬に決まった米国産牛肉輸入再開で「知らないうちに米国産を食べさせられる」といった消費者の不安に対応するため実施した。

http://www.asahi.com/life/update/0915/012.html