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2006年09月15日(金) 00時00分

歯はアート朝日新聞

  樹脂で装飾品・オブジェ

 ネックレス、リング、オブジェ……すべて「歯」をモチーフにしたユニークな作品展が16〜29日、中京区のギャラリーで開かれる。京都市立芸術大デザイン科4回生の新宮愛子さん(21)=西京区=の初めての個展。「よく見ると、面白い形をしている歯にひかれた」と新宮さんは話す。

 本物に見える「歯」は実は樹脂粘土製。ピアスなどアクセサリーと携帯ストラップ計15種類、オブジェ5点を展示する。ネックレスは自分の歯をみて作った。

 新宮さんは作品づくりに迷っていた2回生の04年秋、虫歯になった。歯を気にして見ているうちに、形に興味を持ち、入れ歯をテーマに作品を仕上げたのが、一連の歯シリーズのきっかけになった。

 特に奇抜なのは平面に歯をたくさん接着して作ったオブジェ「歯の森」。新宮さんが歯科通いを続けていた時、歯がボロボロと抜ける夢にうなされた。その夢の世界を表現したという。

 また、歯をテーマにした絵本の原画を展示するほか、新宮さんが手作りした歯の形をしたクッキー(キシリトールガム付き)も販売する。

 会場は中京区三条通烏丸東入の烏丸アネックス3階の「雑貨&ギャラリー CANAL」(斉藤かおり店長、075・222・2662)。同区内で開業する歯科医師西堀邦彦さん(35)が店のオーナーで、デザイン性の高い海外のデンタルグッズなどを販売している。「個展で、歯のことに少しでも関心を持って頂ければうれしいです」と西堀さん。

 芸術の秋は食欲の秋でもある。新宮さんは「歯磨きを忘れないで。ネックレスのように白く輝く歯が一番です」と話している。

http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000000609150003