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2006年09月15日(金) 19時35分

<シュレッダー事故>7機種に切断の危険 国民生活センター毎日新聞

 紙を裁断するシュレッダーで乳幼児が指を切断する事故が相次いでいる問題で、国民生活センターは15日、家庭で使われる可能性が高い16機種をテストした結果、うち7機種で乳幼児の指が切断される危険があると発表した。業界団体に対し、緊急停止スイッチを装備した製品の普及など安全対策を、経済産業省に対しては事故防止のための規格の策定などを要望した。
 同センターは量販店で販売され家庭で使用される可能性が高い電動シュレッダーのうち、裁断する方式や可能枚数などを考慮し10社の16機種をテスト対象と選定。3歳未満の乳幼児の指に見立てたゴム製の模擬指(厚さ5ミリ、長さ44ミリ)を紙とともに投入口に入れるテストを行った。
 その結果、7機種で模擬指が投入口から引き込まれて切断された。また裁断部まで届かず切断はなかったものの、模擬指が引き込まれた機種も4機種あった。また16機種すべてに緊急停止スイッチはなかった。一方、投入口を覆うふたがあるのは2機種で、センサーを投入口に備えて指が触れると運転停止するのが2機種あった。
 同センターは切断がなかった機種についても「今回の結果だけで安全と言えるものではなく、二重、三重の安全対策が必要」としており、消費者に「乳幼児がいる家庭では安全対策がされた商品を購入し、使い終わったらコンセントを抜くように」と呼びかけている。
 一方、危険性を指摘されたあるメーカーは「社内で同様のテストをしても引き込みや切断はなく、テスト方法の十分な検証が必要だ。お客様への注意喚起と安全な新製品の開発を現在進めている」などとしている。
【斎藤良太】
(毎日新聞) - 9月15日19時35分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060915-00000107-mai-soci