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2006年09月15日(金) 21時36分

シュレッダー商品テスト、半数近くが指切断の危険性読売新聞

 子供がシュレッダーで指を切断された事故を巡り、国民生活センター(東京)は15日、市販のシュレッダーの商品テストの結果を公表した。

 半数近くの製品で、切断事故が起きる危険性があることがわかった。

 同センターは8〜9月、大型電器店やホームセンターなどで購入できる紙用シュレッダー10社16銘柄(床置きタイプ13銘柄、ポータブルタイプ3銘柄)でテストを行った。

 3歳未満の乳幼児の指に相当するゴム製の模擬指(厚さ5ミリ)が細断する紙と共に引き込まれ、指の長さ(44ミリ)の範囲で切断されるかを調べたところ、7銘柄で切断された。

 紙の投入口からカッター部分までに距離があり、引き込まれるものの、切断されなかったのが4銘柄、模擬指が入らないものは5銘柄だった。

 安全対策面では、万一の時にすぐに運転を停止できる「緊急停止スイッチ」がついた製品はなかった。

 同センターは15日までに、業界団体の全日本文具協会とビジネス機械・情報システム産業協会に、乳幼児の指が入らない対策や緊急時の停止機能などを盛り込むよう要望書を送付。経済産業省にも、安全性に関するガイドラインなどを策定するよう要望した。

 同センターは「利用する時には、子供が周囲に近づかないように注意してほしい。電源が簡単に入らないような安全対策がされているかどうかなどを、購入の参考に」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060915i213.htm