2006年09月14日(木) 00時00分

「極真会館館長」肩書ダメ…松井氏３００万円賠償命令（ZAKZAK）

　空手家で指導者の松井章圭（しょうけい）氏（４３）が「極真会館館長」という名称を正当な理由なく使うことで、名誉を侵害されたとして、後継団体の一つの元代表者らが、名称の使用禁止と約１５００万円の慰謝料を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は１３日までに使用禁止と３００万円の支払いを命じた。

　漫画「空手バカ一代」で知られる大山倍達氏が創設した極真会館は、大山氏の死後、複数の団体に分裂。佐賀義史裁判長は「現時点でもどれが正統な後継団体で、誰が後継者なのかは決着が付いていない」と指摘。「原告の社会的評価は著しく低下している」とし、人格権に基づく名誉権の侵害を認めた。

　判決によると、松井氏は大山氏の遺言に基づくと主張して館長に就任。その後、遺言は無効とする審判が確定したが、松井氏は現在も「極真会館館長」を名乗っている。

　松井氏は「全く予想外の判断で遺憾。早急に判決内容を検討し、控訴する予定」としている。

ZAKZAK 2006/09/14

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006091410.html