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2006年09月14日(木) 00時00分

ミクシィ華麗なる東証デビュー…個人中心に買い殺到ZAKZAK

 上場後の発行済み株式数は7万500株で、うち4500株が新規発行されたほか、既存株主が保有していた2100株が売り出された。新規発行で同社が調達した資金は約70億円で、13億6000万円をサーバーなどの設備増強とオフィス拡充にあて、残りを預金などで運用するとしている。

 同社は国内最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「mixi(ミクシィ)」を運営、ユーザー数は7月に500万人を超えた。

 SNSとは、ネットの専用サイト上で友人を紹介し合い、友達の輪を広げたり情報交換する“場”のこと。会員間で日記を公開するほか、趣味が一致する会員間でコミュニティーを設置し情報をやりとりできる。ミクシィは既存会員からの招待がなければ参加できない仕組みで、一般的なブログや掲示板に比べて、安全性や情報の信頼性に配慮した点が人気の要因となっている。

 現在30歳の笠原社長は東大経済学部在学中の平成9年、ネット上に求人情報サイト「Find job!」を立ち上げた。11年6月にサイト運営会社のイー・マーキュリーを設立、16年2月に米国で流行していたSNSを開始したところ急成長し、今年、社名もミクシィに変更した。

 平成18年3月期の単体業績は売上高18億9300万円、営業利益9億1200万円、最終利益5億7600万円。

 ミクシィは原則無料だが、サイト上の広告収入や、会員間の写真共有など一部の有料サービスが収益源となっている。現状では求人広告事業の方が売上高に占める比率が大きいが、今後はミクシィも収益に大きく貢献するとみられる。

 19年3月期の連結業績は売上高が前期比約2.5倍の47億円、最終利益9億8600万円と大幅な増収増益を見込んでいる。

 ヤフーや楽天、ライブドア(上場廃止)などに代わる市場の新たな牽引役として期待されるミクシィだが、「株価はかなり割高な水準になりそう」(市場関係者)と過熱人気を警戒する声もある。

ZAKZAK 2006/09/14

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006091411.html