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ライブドア（ＬＤ）事件で、証券取引法違反罪に問われた法人としてのＬＤとライブドアマーケティング（ＬＤＭ）の論告求刑公判が１４日、東京地裁（小坂敏幸裁判長）で開かれ、検察側は「市場の公正性や投資者の信頼を裏切った悪質な犯行」として、ＬＤに罰金３億円、ＬＤＭに同５０００万円を求刑した。
論告で検察側は、一連の犯行は前社長、堀江貴文被告（３３）が「時価総額拡大を至上命題に掲げ、驚異的に急成長しているよう見せかけるための犯行」と指摘。その上で、「犯行は計画的、組織的かつ巧妙で、投資家を欺いて利益を図ろうとしており、上場企業の自覚が認められない」と厳しく断罪した。
両社ともに起訴事実を認めており、２１日の最終弁論で結審する。
論告によると、ＬＤは時価総額の増大目的で、実際には約３億円の赤字だったのに約５０億円の黒字と偽った有価証券報告書を提出。ＬＤとＬＤＭは、ＬＤＭ株を高値で売却してＬＤの利益を確保するなどの目的で、虚偽のＬＤＭの業績を公表するなどした。
(09/14 17:02)