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2006年09月14日(木) 17時20分

場合によってはM&Aもありうる=ミクシィ社長ロイター

 [東京 14日 ロイター] ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手で東証マザーズに14日新規上場したミクシィ<2121.T>の笠原健治社長は、東京証券取引所で会見し、今後は業務提携や資本提携、場合によってはM&Aもありうるとの見方を示した。また、配当政策について、各事業年度を考えながらいずれ行っていくと述べた。
 同社株は、上場初日は人気が殺到し値がつかず、売り出し価格の2.3倍に当たる315万円の買い気配で終わった。主幹事は大和証券SMBC。
 笠原社長は、他社との業務提携や資本提携の可能性に関する質問に対し「本業を伸ばすためのM&Aも場合によってありうると思う」と述べ、先行するサービスや自社にない技術を補うためのM&Aになるとの考えを示した。
 上場したことで逆に買収される可能性も出てくるが、現時点では「買収防衛策は考えていない」という。そのうえで「クオリティや業績を上げて株主の信頼を得ることの優先順位が高い」と語った。
 一方、配当については「各事業年度を考えながらいずれ行っていく。まずはサービスを強化し、株価の向上をもって(株主に)還元したい」とした。
 同社が今回の上場で調達する資金は64億円。そのうち約10億円をサーバーなどへの設備投資や人材の強化に振り向け、残りは当面、銀行預金に回す。ただし「積極的に事業展開するので、機会がくれば(残りの資金を)使う可能性はある」(小割洋一取締役)とした。
 笠原社長は今後の事業戦略について「SNSと親和性の高い収益モデルの創出を目指す」と語った。そのうえで「オークションやフリーマットなどが念頭にある。音楽などコンテンツの販売も考えられる」と述べた。
 ミクシィは、既存会員からの招待を受けて会員登録をし、交流の場を持つSNS運営会社の最大手。求人サイト「Find Job!」も運営する。SNSの会員数は06年7月末に500万人を超え、9月14日現在570万人になった。
 会員数増加と広告料収入の拡大を追い風に、ミクシィが公表した07年3月期の業績予想は、売上高47億8900万円(06年3月期比約2.5倍)、経常利益17億1900万円(同88%増)、純利益9億8600万円(同71%増)になるとしている。
 直近の決算にあたる06年4─6月期は、売上高8億8100万円、経常利益4億5200万円、純利益2億6300万円だった。売上高の63%はSNSサイト「mixi」を運営するインターネットメディア事業が占め、残りをインターネット求人広告事業が占めた。「mixi」の急伸ぶりが目立っている。
(ロイター) - 9月14日17時20分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060914-00000392-reu-bus_all