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2006年09月13日(水) 22時19分

児童の教師への暴力頻発、昨年度は38%増読売新聞

 2005年度に全国の公立小学校の児童が教師にふるった暴力は、04年度の38%増にあたる464件にのぼったことが13日、文部科学省のまとめで分かった。

 調査が始まった1997年度以降、200件前後で推移してきたが、03年度から急激な増加傾向となっている。器物損壊などを含めた小学生の校内暴力の件数も2018件と3年連続で増加し、調査開始以来、最悪を更新。文科省は「感情を抑えられない児童が増えている。保護者にも協力を求め、校内暴力に歯止めをかけたい」と危機感を強めている。

 調査は全国すべての公立小中高校が対象で、05年度に小中高校の児童生徒が起こした校内暴力の総数は計3万283件(前年度比0・9%増)。中学は2万3115件、高校は5150件でほぼ横ばいだったが、小学校は前年度比6・8%増の2018件と、初めて2000件を突破した。小学校の内訳を見ると、「児童間の暴力」が951件、「器物損壊」が582件、「教師への暴力」が464件、「教師や児童以外の人への暴力」が21件。このうち、前年度からの伸び率が最も高かったのは、教師への暴力だった。教師への暴力では、「自分の言動を注意されたことに逆上して、暴言を吐きながら、教師の足をけった」(小5男子)「友達同士のトラブルの仲裁に入った教師に暴言を吐き、殴った」(小5男子)などのケースが報告されている。
(読売新聞) - 9月13日22時19分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060913-00000014-yom-soci