悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年09月13日(水) 00時00分

作詞サイトが人気/大洗の加藤さんが開設朝日新聞

 喉頭がんで声を失った魚市場の元競り人が立ち上げたインターネットのサイト、「作詞こころの広場」が人気を呼んでいる。歌詞を自由に投稿でき、寄せられた詞の中には曲を付けたいとの希望もあるという。これまでに全国から5千以上の詞や曲が寄せられており、その中からは自主制作のCDも誕生している。(清水大輔)
 サイトの管理人は大洗町の加藤治義さん(61)。30年以上、魚市場で競り人をしてきたが、10年前に喉頭がんを手術し、声を失った。
 妻の悦子さん(60)が「インターネットを通して、いろんな人と交流できれば気も紛れるかもしれない」とパソコンを買ってきた。競り人をやめてからは終日、テレビを眺めているだけだった加藤さんも、自分の思いをはき出せる場を求め、歌詞を自由に投稿できるサイトに夢中で書き込んだ。
 「おれがやらなきゃ誰にもできぬ 根性根性のおれの人生」
 加藤さんの作品には、「これは歌詞じゃない」との批判も寄せられたが、自分の思いをぶつけ続けた。
 自分が作った歌詞を公開しようと、「ハチヤン・K」の名前で、「作詞こころの広場」を立ち上げたのは3年ほど前。投稿仲間に「歌詞だけではつまらないから、曲を募集して歌にしてみたら」と言われたのがきっかけだった。
 「声は出せなくても、歌を作ることはできる。曲を募集し人生の応援歌を作ろう」。加藤さんのそんな思いから、同広場は誕生し、全国から多くの歌詞や曲も寄せられるようになった。
 加藤さんの歌詞に曲をつけたCDや、投稿者の歌詞に曲をつけた自主制作のCDもできており、同広場ではCD化された以外の歌も含め無料で聞ける。加藤さんは「誰にでも、気軽に音楽を楽しんでほしい」と目を輝かせている。
 「作詞こころの広場」のアドレスはhttp://homepage2.nifty.com/hachiyan—k

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000609130005