2006年09月13日(水) 18時46分

ＫＤＤＩ顧客情報流出、元取引会社員ら２人を書類送検（朝日新聞）

　ＫＤＤＩ運営のインターネット接続サービス「ＤＩＯＮ」の顧客情報約４００万件が流出した事件で、警視庁は１３日、顧客情報をコピーして入手したなどとして、会社員（３３）＝千葉県松戸市＝ら２人を著作権法違反（著作権侵害）の疑いで書類送検した。同庁によると、情報流出事件で過去に著作権法を適用した例はないという。

　同庁は、流出した顧客情報はデータベース化されており、ＫＤＤＩのプログラムとして著作物にあたると判断した。

　調べでは、会社員はＫＤＤＩの取引会社の元社員。ＤＩＯＮの顧客情報管理システムのプログラム作成に携わっていた０３年１２月、顧客情報を無断で複製し、今年４月ごろ、友人（３２）＝東京都葛飾区＝に譲り渡した疑い。友人は今年４月下旬、この情報をさらに別の男性に渡した疑い。

　この事件では、入手した顧客情報でＫＤＤＩから現金を脅し取ろうとしたとして２人が恐喝未遂容疑で逮捕されている。

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　ＫＤＤＩは１３日、顧客情報流出問題に絡み、小野寺正社長が報酬の２割を３カ月間返上するなどの社内処分を発表した。

http://www.asahi.com/national/update/0913/TKY200609130299.html